ハローのブログ
BLOG
知覚過敏とは?特徴、症状、治療法を紹介【7月25日は知覚過敏の日】
知覚過敏とは
歯ブラシの毛先が触れた時や冷たい飲み物、甘い食べ物を摂取した時、風が当たった時などに感じる歯の痛みやしみる症状を指します。
知覚過敏の痛みは「キーン」と鋭いものではありますが、基本的に一過性です。
しみる症状は歯の表面を覆っているエナメル質が失われてその中にある象牙質という組織が剥き出しになることで起きます。
象牙質にはパイプ状の穴が多数開いているので、そこから神経に刺激が伝わり痛みを感じます。
知覚過敏と虫歯の違い
知覚過敏で感じる痛みと虫歯の痛みはとても似ているため、自分でこの2つを見極めるのは少し難しいかもしれません。
知覚過敏と虫歯は両方とも温度刺激や甘い物を食べた時に刺激を感じますが、それぞれ痛みの感じ方に異なる部分があります。
知覚過敏の特徴
- ・痛みの感じ方は一過性(すぐに治まる)
- ・歯を叩いた時の痛みは無い
- ・前歯や小臼歯あたりによく起きる
虫歯の特徴
- ・細菌感染が原因
- ・ずっと痛みを感じる
- ・歯を叩くと響くような痛みを感じる
- ・特定の場所に起こるわけではない
知覚過敏の場合の痛みは一時的に神経に刺激が伝わり「ズキっとした痛み」や「キーンとしみる感じ」であるのに対して、虫歯の痛みは「慢性的にズキズキとした痛み」や「歯を叩いた時に響くような痛み」であるという部分に大きな違いがあります。
知覚過敏を引き起こす要素
知覚過敏を引き起こす要素は次の通りです。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしり・食いしばりが日常的にあると、歯の表面のエナメル質に大きな負担が加わり、エナメル質に傷がついたり亀裂が入ったりする場合があります。
また、歯に不適切な力がかかりすぎると象牙質が露出し「くさび状欠損」という主に歯の外側(唇側・頬側面)に見られる症状が起きてしまいます。
歯ぎしりや食いしばりは、無意識に行われていることが多いため、なかなか自分では気付きにくいかもしれませんが、以下のような症状がある方は、知らず知らずのうちに歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
- ・被せ物の歯や詰め物が取れやすい
- ・頬の内側に白い線のようなものがある
- ・歯が割れたことがある
- ・朝起きた時に顎がだるく痛みを感じる
- ・肩こり、頭痛がある
歯茎の退縮
健康な歯茎の場合、象牙質の部分は歯茎に覆われ外からの刺激から守られていますが、歯ぎしりや食いしばり、以下のようなことが関係し退縮すると知覚過敏の原因となります。
- ・歯周病
- ・過度なブラッシング
知覚過敏の治療法
知覚過敏の治療法は次の通りです。
薬の塗布
知覚過敏の症状を抑える薬は何種類かあり、象牙質が露出した部分に薬を塗布することで、神経に刺激が伝わりにくくなります。
詰め物をする
歯の根元にくさび状欠損がある場合は材料を詰めることができます。
歯周病の治療
歯周病が原因で歯茎が下がっている場合は歯周病の治療が必要です。
かみ合わせの調整
かみ合わせが原因で歯に負担がかかり知覚過敏を引き起こしている場合はかみ合わせを調整することで改善することがあります。
ナイトガード
寝ている間の歯ぎしり、食いしばりから歯を守るためにナイトガードを装着し就寝することで歯のダメージを軽減することができます。
ブラッシング方法
毎日磨くことは大切ですが、ゴシゴシと強く磨きすぎることで歯茎が下がったりエナメル質が摩耗してしまいます。
なので歯ブラシは軽い力で小刻みに動かすようにしましょう。
ブラシも毛先ができるだけ柔らかいものを選ぶことで摩擦が軽減できます。
更に知覚過敏専用の歯磨き粉を使用することも症状の軽減に効果的とされています。
最後に
当院では、知覚過敏でお困りの方へ様々な方法を提示しその症状に合わせて治療を行なっております。松屋町駅、長堀橋駅、谷町六丁目付近にお住まいの方は、お気軽にご相談いただけますと幸いでございます。
お電話でのご予約は
06-6251-7722