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【訪問歯科の勉強会】今回は開口困難又は開口障害について話し合いました。

公開日:2022/11/08
更新日:2022/11/08
【訪問歯科の勉強会】今回は開口困難又は開口障害について話し合いました。

訪問歯科の勉強会ですが、今回は開口困難又は開口障害について話し合いました。

まず、脳血管障害、筋ジストロフィー、ALS(筋萎縮性側索硬化症)等の基礎疾患がないか、心理的な問題かを見極める事が大事です。

開口しない原因は、以下のように多様にあります。

①関節や筋肉に関係して起こっている
②外傷が原因
③神経の異常が挙げられます。

患者様は80代女性、アルツハイマー認知症、統合失調症を患っておられます。歯科医がお声かけをすると食いしばり、歯ブラシの柄すら入らない状態です。現在使用しているバイトブロックは厚みもあり別のものに検討しようとなりました。

バイトブロックの写真 1枚

そして、他のバイトブロックはどうだろうかと議題に上がり、厚みが1センチのバイトブロックなら使えるかも知れないと提案があり実施してみました。

バイトブロック(白)写真

バイトブロック(白)写真
 
取り扱いし時の注意として以下の通りです。

・入れる時は横にして入れる。
・入ったら縦にすると3センチ程開口できます。

今後、同様の患者さんが居られた場合の対応として話し合った結果、以下のように決定いたしました。

①お声かけをしていき信頼関係を築く
②苦痛は最小限に、爽快感を最大限にする
③頬、口元をゆっくり優しくマッサージをする
④ご負担のない範囲でケアをする
⑤少しずつ慣れていただけたら1センチ厚のバイトブロックを使ってみよう、となりました。

現在は患者さんの様子を見ながら使用できるタイミングを見計らっています。

             

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