ハローのブログ
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認知症と摂食嚥下について
今回は、先日認知症の患者様はどのような摂食嚥下障害があり、どのように食支援をしていけばよいのかのセミナーを受け勉強してきましたので少しお話します。
認知症とは
認知症とは、脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活が送れなくなった状態です。
認知症には、70~80種類ほどの種類があり症状も様々です。その中でも、4大認知症と呼ばれる認知症が4種類あります。
- 1 アルツハイマー型
- 2 血管性
- 3 レビー小体型
- 4 前頭側頭型
この中でアルツハイマー型が1番多く、次いでレビー小体型が2番目に多いと言われています。
アルツハイマー型認知症の症状について
アルツハイマー型認知症は記憶障害をみられることが多いですが、身体の機能は低下していない為、嚥下障害をみられることは少ないです。
しかし、ご飯をご飯として理解できず食べなかったり、飲み込みこまなかったりなどの食行動の障害がみられます。
そのため、お箸や食器を持たせてあげたり、食べてもいいですよと声をかけてあげたりすることで改善することもあります。また、食事に集中できる環境をつくることも必要です。
レビー小体型認知症の症状について
レビー小体型認知症は幻視やパーキンソン病のような症状がみられるため、ムセや誤嚥性肺炎・窒息などの嚥下障害がみられます。嚥下訓練で治すことが難しいため、その方に合った食事を提供することが必要です。
最後に
今回はアルツハイマー型とレビー小体型認知症を中心にセミナーにて学んできましたが、まだ沢山の認知症があります。
ハローデンタルクリニックでは、患者さんの認知症の症状や状態を把握し、どのような認知症で進行度合いを考えた上で口腔ケア時に気を付ける事や、何か食支援できないかを考えながら日々訪問歯科診療をしています。
お近くにお住まいの方や、訪問歯科にご興味があるご家族さんがいらっしゃいましたら、ハローデンタルクリニックまでご連絡ください。
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