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子供の出っ歯はどうするべき?矯正の基本情報、治療方法、費用を徹底解説
上の歯が下の歯に比べて出過ぎている状態のことを出っ歯と言います。また、下顎が上顎と比べて後方に位置していることで、相対的に上の歯が前に出ることもあります。
正常な歯並びでは、上の歯は下の歯よりも2〜3mm程度前に出ていますが、出っ歯の場合は、4mm以上出ている場合は出っ歯(上顎前突)と診断されます。
子供の出っ歯だと、友達からいじめられていないか、子供が出っ歯で悩んでいないのかなど親御さんは心配するでしょう。
出っ歯を治すには小児矯正は有効な手段です。もし悩まれているのでしたら、小児矯正を含めご検討していただくのがおすすめです。
今回は、子供の出っ歯の矯正について紹介いたしますので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
子供の出っ歯になった原因を知る
ここでは出っ歯になった原因について簡単に紹介いたします。
両親からの遺伝
歯並びや顎の発達過程は両親に似ることが多い為、子供もその影響を受ける可能性があります。これは、骨格や歯の成長に関する遺伝的な要因が関係しています。
前歯、あごの成長の問題
前歯やあごの成長の問題も出っ歯の原因です。成長過程で上顎が下顎よりも発達すると、前歯が前方に突出しやすくなります。また、前歯が大きすぎると並んでる顎の骨より大きくなり外側に押し出され、結果的に出っ歯になりやすい傾向があります。
食習慣が原因で顎の発育が不十分
柔らかい食べ物ばかり食べると、あごの発育が不十分になることがあります。あごの発育が不十分だと、歯並びが悪くなり、出っ歯の原因となります。
幼少期の指しゃぶりや舌の悪癖
指しゃぶりや舌の悪癖も出っ歯の原因です。これらの行動は歯に圧力がかかるため、下の前歯を内側に倒したり、反対に上の前歯を外側に押すことで、外側に向かって生えてしまうことがあります。
口呼吸
口呼吸は、歯並びに影響を与えることがあります。口を開けて呼吸することで、口輪筋という口の周りの筋肉が延びた状態になりやすいです。その結果、舌の位置が悪くなり、出っ歯を引き起こすことがあります。また、口呼吸はむし歯リスクを高めるため、改善が求められます。
頬杖
頬杖をつく習慣も、あごの位置に影響を与え、歯並びが悪くなる原因です。外側から力が加わることで下顎の成長を妨げ、顎の発育に偏りが生じます。その結果、前歯が出てしまい出っ歯になります。
子供の出っ歯の矯正について
子供の出っ歯を矯正する方法はいくつかあります。ここでは、具体的な治療法とその効果について解説します。
出っ歯の原因を治す
まず、出っ歯の原因となる指しゃぶりや口呼吸などの悪癖を治すことが重要です。これらの原因を治すには、ムーシールドと呼ばれるマウスピースを日中出来れば1時間程度と、寝ている間に付けるだけです。
これにより、悪化を防ぐことが期待できます。
顎を横に広げていく【1期治療】
1期治療では、あごを横に広げる装置を使って、上下のあごの発育を促します。主に、急速拡大装置、バイオネーター、ツインブロック、F.K.O(アクチバトール)、インビザライン・ファーストなどを用いて、顎を広げていきます。
歯並びを綺麗にする【2期治療】
2期治療では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などで歯並びを矯正します。主に永久歯が生え揃った後に行われる治療で、出っ歯を含む不正咬合の改善を目指します。
以上が、子供の出っ歯矯正についてです。矯正の種類について下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧下さい。
子供の出っ歯の治療はいつから始めるべき?
出っ歯の治療は、一般的に6歳から10歳の間に始めるのが効果的です。この時期は、あごの骨がまだ柔軟で成長中のため、矯正治療がしやすく、効果も高まります。特に、永久歯が生え始める前後の時期が治療の目安となります。
子供の矯正時期については、下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧下さい。
子供の出っ歯の矯正費用について
出っ歯の矯正費用は、治療方法や医院によって異なりますが、一般的には数十万円から百万円程度が目安となります。また、治療の期間や装置の種類によっても費用が変わることがあります。矯正治療を検討する際は、複数の医院で見積もりを取り、比較することをお勧めします。
子供の矯正費用については、下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧下さい。
子供の出っ歯を放置するリスクについて
出っ歯を放置すると、様々なリスクがあります。ここでは、出っ歯を放置することによるリスクについて紹介いたします。
見た目や印象が良くない
出っ歯を放置すると、見た目や印象に影響を与えることがあります。特に、子供が成長するにつれて、周りからいじられることが多くなり、自分に自信を持てなくなる可能性があります。結果的に就職活動や仕事の場面で自身をアピールしたり、積極的に行動するのが苦手になる可能性もあります。
前歯の怪我
前歯が出っ張っていると、怪我をしやすくなります。転んだり、ぶつかったりした際に前歯が折れるリスクが高まります。
虫歯・歯周病のリスクが高まる
出っ歯のまま放置すると、歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。乳歯がむし歯になって放置すると、永久歯にも悪影響を及ぼします。乳歯のむし歯が早期に抜けると、出っ歯や乱れた歯並びになる可能性があります。
乳歯のむし歯については下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
顎関節症や身体の歪みが発生する
出っ歯は、かみ合わせの問題を引き起こし、顎関節症や身体の歪みの原因となることがあります。
食べ物がうまく噛めず消化不良になりやすい
出っ歯だと、食べ物がうまく噛めず、消化不良を引き起こしやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群
出っ歯だとお口を閉じる動作が難しくなります。次第にお口を閉めるのを諦めて、自然とお口が空いている状態になってしまいます。そうすると、下顎がさらに後退してしまいます。
就寝時は口周りの筋肉に力が入っていない状態のため、お口が自然と開き、下顎も後ろに下がっているため、舌も舌根から喉の奥に落ちてしまいます。
そうすることで、気道が塞がってしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。
まとめ:子供の出っ歯が気になったら、歯科医院へ相談しましょう
子供の出っ歯は、成長とともにさまざまな問題を引き起こす可能性があります。原因としては、遺伝や食習慣、悪癖などが考えられます。早期の矯正治療を始めることで、歯並びの改善や子供の自信向上が期待できます。また、治療を放置すると、見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病、顎関節症などのリスクも高まります。
出っ歯が気になる場合は、歯科医院へご相談ください。
初回の診察で、適切な治療方法や治療期間、費用について詳しく説明を受けることができます。子供の健康と将来のために、早めの対応を心がけましょう。
大阪の長堀橋・松屋町・谷町六丁目近辺にお住いで、子供の出っ歯が気になるという方は、ハローデンタルクリニックにご相談下さい。子供の出っ歯矯正について誠実に、真摯に対応いたします。
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