ハローのブログ
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訪問ケアでの口腔ケア時、注意して診ていることについて
当院の訪問歯科では、月一回、勉強会を行っております。そして、今月のテーマは【訪問ケアでの口腔ケア時、注意してみていることについて】です。簡単に内容をご紹介いたします。
訪問診療での確認項目
訪問診療での「口腔ケア=ハミガキ」だけではありません。もちろん、ハミガキを行うことも大切な役目ではありますが、その他に以下のような項目も確認しております。
・お口の粘膜部(頬や上顎、舌)のチェック及び清掃
・入れ歯の使用状態や清掃、使用時に傷が出来ていないか。
・お口や唇に乾燥がないか
今回の勉強会での意見について
今回は症例発表と、それぞれ衛生士が気を付けているポイントを発表することでチェックする視野や知識を深められるように、このようなテーマにいたしました。
その結果、多くの衛生士から、「確認する順番を決めて、行うようにしている」という意見が上がりました。
例えば、まずお口を開けて頂いた時点で、すぐブラッシングをするのではなく、「現在痛みがあるところはないか伺い→歯の状態→入れ歯の装着状態→舌や粘膜に傷や異変はないか」といったルーティングを決め習慣的に行うようにすることを行う方法です。
訪問診療はご高齢の方や、持病をお持ちの方であったりと、長くお口を開けた状態でいることがしんどい方もいらっしゃる為、瞬時の判断や、報告が求められてきます。
このような限られた時間の中で、チェック漏れがないように工夫をしているという意見でした。
また、いつから異常ができたのか、または以前から異変があった場合は、前回から痛みや大きさに変化がないかを、チームで把握することが求められるため、各自記録やミーティングでの報告を的確に行う必要があります。
その他にも、その場での支持をドクターに仰げるよう、インカムを用いて連絡を取る際のポイントについても話し合いました。定期的にこういった勉強会を通じてより日々の口腔ケア時のチェックする視野や知識を深めていければと思います。
最後に
当院では、このように定期的に勉強会を行い、患者さんに安心した診療を行うために、知識や経験の共有を行っております。もし、訪問歯科に関するご相談・お問い合わせがございましたら、当院にお気軽にご相談いただけますと幸いでございます。
お電話でのご予約は
06-6251-7722