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出っ歯の矯正
出っ歯の歯並びとは?
出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも大きく前に突き出している状態を指します。正式には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれています。
上の前歯が下の前歯より
4mm以上前に出ている場合
に診断されます。
通常、2〜3mm程度のズレは一般的であり、これを超えた場合に出っ歯とみなされます。
出っ歯の原因
出っ歯の原因は複数ありますが、主に次の要因が関与しています。
遺伝的要素
両親から顎の大きさや前歯の位置が遺伝することがあります。例えば、前歯が前方に位置している、上下の顎のバランスが悪いと出っ歯になりやすくなります。
顎や前歯の成長不全
出っ歯は、前歯が突き出ている、上顎自体が前に出過ぎている、または下顎の成長が不十分な場合に発生します。特に日本人などのアジア系の人々は、下顎の成長が弱い傾向があります。
食習慣の影響
柔らかい食べ物を好んで食べる習慣があると、前歯で噛む癖がつき、舌が前に出てしまうことで、前歯が前方に押されてしまい、出っ歯の原因となります。
幼少期の指しゃぶりや悪癖
指しゃぶりや舌を噛むなどの癖が長期間続くと、顎や歯の成長に悪影響を及ぼし、出っ歯の原因となります。
口呼吸の習慣
口呼吸が習慣化されると、唇を閉じるための筋肉が発達しにくくなり、上の前歯が前方に押し出され、出っ歯になりやすくなります。
出っ歯を放置することによる悪影響
出っ歯をそのままにしておくと、見た目だけでなく、さまざまな健康面での問題が発生します。
見た目の問題
横顔から見ると、前歯が突出しているため、見た目が悪くなることがあります。
前歯の怪我のリスク
出っ歯は、スポーツや事故の際に前歯が当たりやすく、折れやすい傾向があります。
虫歯・歯周病のリスク
出っ歯の部分は歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、口呼吸が増えると、口内の唾液が減り、虫歯のリスクが高まります。
顎関節症や身体の歪み
噛み合わせの悪さが顎関節に負担をかけ、顎関節症や体全体の歪みを引き起こすことがあります。
消化不良のリスク
上下の歯が噛み合わず、食べ物をしっかり噛むことができないため、消化不良を引き起こすことがあります。
睡眠時無呼吸症候群のリスク
出っ歯の影響で口呼吸が増えると、睡眠中に気道が狭まり、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすことがあります。
ハローデンタルクリニックの出っ歯の矯正治療
ワイヤー矯正(表・裏側なし)
ブラケットとワイヤーを使って歯全体を動かす方法です。幅広い症例に対応可能で、表側矯正では歯の表面に装置を取り付け、裏側矯正では歯の裏側に装置を取り付けるため、目立たない治療も選択可能です。
部分矯正
軽度な出っ歯の場合、部分矯正で対応することができます。ただし、噛み合わせや顎の骨格に問題がある場合は、全体的な矯正治療が必要になることもあります。
小児矯正
子どもの顎の成長や歯の生え方をコントロールする小児矯正では、顎の発育を促し、永久歯が綺麗に並ぶスペースを確保します。
出っ歯の矯正で患者さんからよくいただく質問
- 部分矯正で出っ歯は治せますか?
- 軽度な出っ歯であれば、部分矯正で治療可能です。ただし、重度の症状では部分矯正では対応できないことがあり、医師の診察を受けることをおすすめします。
- 出っ歯の矯正期間はどのくらいですか?
- 矯正期間は患者さんの症状により異なりますが、一般的には半年から2年程度です。詳しい治療期間については医師の診察を受けてください。
- 出っ歯は口臭の原因になりますか?
- はい、出っ歯は口臭の原因になる可能性があります。口がうまく閉じないため、口内が乾燥しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。