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虫歯のなりやすさは3歳までに決まる！子供がむし歯にならないための対処方法

公開日:2023/04/21

更新日:2023/11/13

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虫歯のなりやすさは3歳までに決まります

虫歯は、細菌による感染症です。虫歯菌は食事に含まれる糖分を分解し、酸を出すことで歯を溶かし、虫歯を発生させます。

この虫歯菌は、産まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には存在しません。虫歯菌はご両親や周囲の人たちから感染することがほとんどです。

そのため、虫歯菌を感染させないように努める必要があります。また、口の中に虫歯菌が住みついてしまうかどうかは2歳半〜3歳までには決まってしまいます。

3歳までに虫歯菌の感染を防ぐことができれば、虫歯になりにくい口腔内環境を作ることができます。

子供が虫歯にならないために、虫歯菌を増やさないことが大切だと説明いたしました。しかし、100%防ぐということは難しく、ふとした瞬間やご両親が気を付けていても、周囲の人たちを介して知らない間に虫歯菌が感染することがあります。

そのため、虫歯菌を感染させないこと以外にも、出来る限り虫歯にならないようにいくつか気を付けなければならないことがあります。ここでは、それらについて簡単に説明いたします。

虫歯菌は糖分を栄養とし、酸を作り、歯を溶かします。そのため、口の中に糖分が出来る限り存在しない時間を作ることが大切です。

「糖分が含まれているおやつを食べない」というのが一番ですが、現実的ではないため、おやつの時間を決めて与えることをおすすめいたします。

また、だらだら食べると口の中に糖分が長い時間とどまるため、要注意です。おやつはだらだらと食べさせず、決まった時間に与えるようにしましょう。

おやつ選びも虫歯にならないために大切なポイントです。チョコレートやガムなどの大量に糖分を含んだおやつは避けて、「おかず」「おにぎり」「野菜」などの小分けの食事がおすすめです。

食後やおやつの後は、歯磨きやうがいををするようにしましょう。虫歯菌は食べかすの中に含まれる糖分が大好物です。食べかすが口の中にある時間を減らすために、食後の歯磨きやうがいの習慣を身に付けましょう。

むひ歯にならないように、ご両親がどれだけ気を付けていても、知らない間に虫歯になっていたなんてことはよくあります。特に乳歯の虫歯は白くなるため、毎日子供の歯のチェックをしていても、虫歯だと気付かないこともあります。

そのため、お近くの歯科医院で定期検診に行くことをおすすめいたします。もし虫歯になっても早期発見に繋がり、虫歯治療もすぐに終わるので、子供の負担も少なく済みます。

虫歯の多い子供は、次のように将来的に困ることが多くなります。

乳歯の虫歯がひどくなると、自然に抜ける前に抜歯をしなければならなくなり、その影響で、永久歯の生え方がズレてしまい、歯並びが悪くなります。また、虫歯で穴が空いていると、しっかり噛むことができなったり変な噛み癖が付いてしまい骨格が上手く成長せず、歪んでしまうことがあります。

虫歯が多いと噛み合わせが悪くなり、しっかり噛むことができなくなります。噛むという行為は脳に刺激を与えるのですが、しっかり噛むことができなくなると脳への刺激が弱くなり、集中力が下がります。

スポーツでは体を上手く使い、最大限のパフォーマンスを発揮することが大切です。その際にしっかりと食いしばれることが大事です。虫歯が多いと、しっかり食いしばれないため、能力を十分に発揮できなくなります。

虫歯が多いと、しっかり噛めないため、柔らかい食べ物を好んで食べるようになります。柔らかい食べ物には高カロリーなものが多く、太る原因にもなります。

虫歯のなりやすさは3歳までに決まるため、子供が虫歯にならないためにも今回紹介したように、ご両親や周囲の人たちが日常的に気を付けなければならないことがいくつもあります。

ただ、いくら気を付けていても虫歯になってしまう可能性は十分にあります。虫歯にならないための予防も大切ですが、もし虫歯になってしまっても早期発見できることも大切です。そのため、お近くの歯科医院へ定期検診へ行くことをおすすめいたします。

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医療法人三咲会ハローデンタルクリニックの理事長の矢野将吾です。
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