ハローのブログ
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阪和記念病院の歯科衛生士さんに「窒息予防」について勉強会を開催していただきました。
ハローデンタルクリニックの訪問歯科では、多くのご高齢の患者様を担当しております。
患者様に安心・安全な医療を提供するためには、むし歯や歯周病などお口の病気だけでなく、全身に影響するさまざまな病気についての知識や、お薬に関する知識、食事や姿勢に関する理解など、多岐にわたる知識が必要です。
そこで今回、阪和記念病院の歯科衛生士さんに勉強会を開催していただきました。
テーマは「窒息予防」
当院の患者様の中には、脳や循環器、消化器などにさまざまな病気を抱えておられる方、複数の薬を服用されている方、加齢により身体機能が衰えている方が多くいらっしゃいます。
若い頃や健康だった頃と同じ状態で食事をすると、誤嚥(食べ物が気管に入ること)や窒息(食べ物や異物が気道を塞ぐこと)により、命に関わる事故が起こる可能性があります。
安全に食事をしていただくためには、個々の状態に合わせた食事形態や、食事中の姿勢に注意して提供することが大切です。
また、小さな子供と同様に、食事だけでなく手の届くところにある生活用品を誤って口に入れ、窒息するケースもあります。
ご高齢の方を介護される病院や施設の職員の方々は、このような事故を未然に防ぐため、物の配置や収納に気を配ったり、日々の介護の中で一人ひとりの状態を注意深く観察し、個々に適した食事形態を提供したり、安全に食べられる姿勢や量を工夫されています。
当院では歯科医師や歯科衛生士が直接食事を提供することはありませんが、お口の専門家として、介護職員や栄養士、ケアマネジャー、看護師など施設の他職種の方々と連携し、食事に関わる観察や相談に参加しています。今回の勉強会では、講師である歯科衛生士さんが実際に経験された事例も交えながら、食事介助に携わる機会の少ない私たちにもわかりやすく教えていただきました。
最後に
今回の勉強会を通じて、私自身も食事支援への関心が一層深まりました。今後は、積極的に食事の場面を観察したり、他職種の方々と意見を交わせるよう、知識をさらに深めていきたいと思います。
ハローデンタルクリニックでは、様々な病気や体調に合わせた口腔ケア及び治療をしております。お困りごとがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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