ハローのブログ
BLOG
口腔乾燥の原因・危険性と唾液腺マッサージによる口腔ケアについて
訪問歯科では、口腔乾燥の方がたくさんいらっしゃいます。口腔乾燥の原因は以下が考えられます。
・疾患によるもの
・薬の副作用によるもの
・脱水
・口呼吸
など
お口が乾燥していると、汚れが溜まりやすく虫歯や歯周病の原因になることがあります。また、お口が乾燥し唾液が出にくくなると食べ物を飲み込みにくくなり、味も感じにくくなります。
お口からお食事をすることが難しくなると、栄養不足となり全身疾患、認知症進行の原因となることもあります。
また、感染症も起こしやすくなりカビの一種であるカンジダ菌が増殖し、口腔内が不潔になり誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)に繋がることがあります。
物を飲み込む働きを嚥下(えんげ)機能(口の中の食物を胃にのみ下すこと)、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と言います。 誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。
訪問歯科では、唾液の分泌が減少し重度の口腔乾燥の方が多く上記のような問題が起こっていることが多くあります。そのため私たち訪問歯科スタッフは、口腔乾燥がなぜ起こっているのかを考え、口腔乾燥が少しでも良くなるよう口腔ケアを行っています。
口腔ケア時は、保湿ジェルでの清掃だけではなく唾液線のマッサージも行っています。
唾液線マッサージとは?マッサージ方法について
唾液線マッサージでは、耳下腺、顎下線、舌下線をマッサージし刺激することで、唾液を出しやすくします。下記、唾液腺マッサージの方法です。
・耳下腺に手を押し当て前方にゆっくり回す(10回程度)
・顎下線に左右の親指で後ろから前に4から5回押し込むように押さえる
・舌下線に両手の親指を揃え、顎の真下から舌を突き上げるように押す
このマッサージはご自身でも出来るので是非してみて下さい。
通院できずお困りの患者さんや、施設・入院先で治療をご希望の患者さんはハローデンタルクリニックまでお問い合わせ下さい。各種ご相談随時受け付けております。
お電話でのご予約は
06-6251-7722