大阪市中央区長堀橋・松屋町の痛くない歯医者|小児歯科、矯正歯科、親知らず治療、インプラント、歯科訪問診療

ハローのブログ

BLOG

中学生の歯並びや噛み合わせの矯正|費用や治療期間、抜歯や見た目などの子供への負担についてを解説

公開日:2024/10/24
更新日:2024/10/24
中学生の歯並びや噛み合わせの矯正|費用や治療期間、抜歯や見た目などの子供への負担についてを解説

中学生になると、歯の生え変わりは完了し、歯ならび自体はほとんど大人と変わらない状態になります。しかし、この時期は「成長期」にあたり、身長が伸びるとともに下あごも成長する重要な時期です。適切なタイミングで歯並びや噛み合わせの矯正を行うことで、顔や顎の成長に合わせた矯正が可能になります。この記事では、中学生から始める矯正治療のメリットや注意点について詳しく解説します。

中学生の歯並びや噛み合わせを矯正について

中学生になると、ほとんどの乳歯が永久歯に生え変わっている頃だと思います。また、身体が大きく成長し、顎骨も引き続き成長していく大切な時期です。子どもが中学生になったタイミングで歯列矯正をご希望される親御さんは珍しくはありません。

ただし、治療には時間やお金がかかるため、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。ここでは、中学生から矯正を始めることのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

【メリット】中学生から矯正することによる健康面や見た目への良い影響

中学生で矯正を始める最大のメリットは、成長期に治療を行うことで、顎の発達を効果的にコントロールできる点です。
上顎の成長は10歳〜12歳までに約80%程まで成長し、下顎は10歳〜16歳にかけて身長が伸びるタイミングで成長します。
そのため、下顎についてはまだまだ顎の成長をコントロールしながら矯正ができる可能性があります。

また、成長期は骨の柔軟性が高いため、矯正による歯の移動が比較的スムーズに進みます。

その他には次のようなメリットがあります。

見た目の改善が期待される

歯に関するコンプレックスが解消され、笑顔に自信を持つことができ、学校生活や友人関係でもポジティブな影響が期待できます。

健康面の改善が期待される

噛み合わせが良くなることで、しっかり食べ物を噛めるようになり、消化や栄養吸収もスムーズになります。また、歯磨きがしやすくなるため、正しく歯磨きしている前提ではありますが、虫歯や歯周病のリスクも減少することが期待されます。

【デメリット】中学生から矯正することによる子どもへの負担

一方で、中学生から矯正を始めるにはいくつかのデメリットもあります。特に、矯正器具が見た目に影響するため、学校生活や友達との関わりに悩む子どもも少なくありません。

見た目が気になる

特に女性にとって、矯正器具が目立つのが恥ずかしくて嫌だと感じる場合があります。クラスメイトからの反応や、学校生活での違和感を感じることもあります。

お子さんとしっかり話し合い、納得したうえで治療を開始されることをおすすめいたします。

もしくは、透明のマウスピース型の矯正装置も選択肢に入れておくと良いでしょう。全ての症例に適応するわけではありませんが、ご検討ください。

痛みや違和感

矯正治療には、装置の取り付けによる痛みや口の中の違和感が伴うことがあります。食事や発音がしづらくなる場合もあり、子どもにとってはストレスとなる可能性があります。

治療期間

中学生の多忙な生活スケジュールに加えて、定期的な通院や装置のメンテナンスが必要になるため、負担を感じることもあるでしょう。
また、子どもに管理を任せると、矯正装置の装着時間を守らなかったり、定期通院を当日キャンセルしたりなどが発生し、治療計画通りに進まないこともあります。
親御さんが一緒になって治療を進める意識を持つことが大切です。

このような歯列や噛み合わせはご相談ください

矯正が必要なケースは様々ですが、以下のような症状が見られる場合は、歯科医院に相談することをおすすめします。

出っ歯

前歯が前方に出ている「出っ歯」は、見た目だけでなく、噛み合わせや発音にも影響します。

すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」は、食べ物が挟まりやすく、虫歯のリスクを高めることがあります。

受け口

下の歯が上の歯よりも前に出ている「受け口」は、発音や噛み合わせに影響を与えます。

過蓋咬合

上の歯が下の歯を覆い隠してしまう「過蓋咬合」は、噛み合わせに問題があることが多く、放置すると顎関節症などのトラブルに発展することがあります。

口ゴボ

上下の歯が前方に出て、口元が突出している「口ゴボ」は、見た目の問題だけでなく、呼吸や発音に影響することがあります。

中学生からの矯正は抜歯をしないといけない?

矯正治療を検討する際に、「抜歯が必要なのか?」と心配する親御さんも多いです。
矯正治療では抜歯が必要なケースもありますが、中学生の成長期であれば抜歯を避けられるケースもあります。成長期は顎が発達している段階であるため、歯が動きやすく、矯正器具を使用することで自然にスペースを確保できる可能性が高いです。

ただし、歯並びの状態によっては抜歯が必要になる場合もあるため、歯科医師と相談しながら治療計画を立てることが大切です。

中学生から矯正を開始した場合の治療期間

中学生から矯正を始めた場合、治療期間は通常2年から3年程度が目安です。成長期の矯正は歯の動きがスムーズなため、成人に比べて比較的早く終わるケースが多いです。
ただし、歯並びの状態や使用する矯正器具によって治療期間は変動します。特に、複雑な歯並びや噛み合わせの問題がある場合は、3年以上かかることもあります。

上記の治療期間はあくまでも目安ですので、お子さんの治療期間が気になる方は精密検査を受けていただき、正確な期間を歯科医師から教えてもらうことをおすすめいたします。

中学生から矯正を始めると費用はどのくらいかかる?

中学生からの矯正治療の費用は、選ぶ矯正装置や地域、歯科医院によって異なりますが、一般的には50万円から100万円程度が目安となります。ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、使用する装置によっても価格は変動します。また、医院によっては初診料や診察費、メンテナンス費用などが別途発生することもありますので、事前に確認しておくことが大切です。

「治療費用が負担…」という方は分割払いと医療費控除を知っておこう

矯正治療の費用が高額であることから、治療をためらう方も多いです。しかし、矯正治療は分割払いができる場合があり、一括払いが難しいという人でも安心して治療をおこなっていただけます。
また、医療費控除の対象になる場合がありますので、確定申告をすることで負担を少し軽くすることもできるでしょう。もう少し詳細に、分割払いと医療費控除について説明します。

デンタルローン

いくつかの歯科医院では、デンタルローンを利用することができます。デンタルローンとは、歯科治療を目的としたローンのことです。治療費用を借り入れし、定められた金利に基づく利息を上乗せした金額を分割して返済していきます。カードローンよりも金利が低い傾向があるため、総支払金額を抑えることができます。

治療を依頼する歯科医院がデンタルローンに対応していれば、直接申し込むことが可能です。非対応の場合は、金融機関に申し込みを行います。未成年者(18歳未満)の場合は、親権者が申し込む必要があります。

クレジットカードの分割払い

クレジットカードで決済する際に分割払いと伝えるだけで利用できます。ただし、すべての歯科医院で分割払いに対応しているとは限りません。また、そもそもクレジットカード非対応の場合もあります。

もし、クレジットカード対応しており、分割払いに非対応でしたら、その場では一括支払いを行い、クレジットカード会社のウェブページやアプリ、電話などであとから分割払いに切り替えることもできます。
ただし、あとから分割払いに切り替えられるかどうかはクレジットカード会社にもよりますので、事前に確認しておきましょう。

しかし、分割払いにすることで手数料が発生します。そのほか、ご利用限度額の問題で決済ができないケースもありますので、確認しておきましょう。

医療費控除

矯正治療の費用は、医療費控除の対象になることがあります。1年間に支払った医療費が一定の金額を超えた場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。矯正治療の費用を少しでも抑えるために、医療費控除を活用することも検討してみてください。

矯正装置の種類

中学生にもなると、矯正装置はワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらかに限られてくるかと思います。この二つが基本となり、ワイヤーの裏側矯正、ハーフリンガルや、部分矯正などのメニューがあります。

ワイヤー矯正

最も一般的な矯正方法で、金属ワイヤーを使用して歯を動かします。ワイヤー矯正は、複雑な歯並びにも対応できるため、多くの患者に適しています。ただし、金属ワイヤーが目立ちやすいというデメリットもあります。透明なブラケットや目立ちにくいワイヤーを使用することで目立ちにくくすることはできますが、歯科医院によって取扱いが無いケースもあります。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを装着し、歯を少しずつ動かす方法です。マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいという利点があります。ただし、適用範囲が限られるため、歯並びの状態によってはワイヤー矯正が必要な場合もあります。
また、歯科医院によってはマウスピース矯正に対応していないこともあります。事前に対応しているかを確認しましょう。

最後に

中学生の歯列矯正は、成長期に合わせて行うことで、健康面や見た目に良い影響を期待できます。ただし、治療にはそれぞれの状況に応じた計画が必要であり、治療期間や費用、装置による違和感など、不安に感じることもあるかもしれません。歯列矯正は長期的な視点で考えることが大切ですので、矯正治療を検討されている方は、専門の歯科医師とよく相談し、自分に合った治療法を選択することが大切です。

大阪の長堀橋・松屋町・谷町六丁目近辺にお住いで、中学生のお子さんの矯正を検討しているという方は、ハローデンタルクリニックにご相談下さい。お子さんの矯正について誠実に、真摯に対応いたします。

             

お電話でのご予約は
06-6251-7722