こんにちは^_^
ハローデンタルクリニックです。
健康が生涯に渡りどれほど大切でかけがえのない財産なのかは皆さんもよくご存知だと思います。
その健康と歯がすごく関係してるってご存知ですか?
今日はその話を書きたいと思います^_^
1. 「健康寿命」ってなに?
「健康寿命」とは、介護や手助けがなく、自分の力で生活できる期間のことをいいます。
同じ「寿命」でも、
- ベッドや車椅子で過ごす期間が長いのか
- 自分の足で歩き、しっかり食べて、会話を楽しめる期間が長いのか
では、人生の質が大きく変わります。
実はこの健康寿命に、歯の本数が大きく関わっていることが、様々な研究からわかってきています。
2. 歯の本数が多い人ほど、健康寿命が長い傾向に
高齢の方を対象にした調査では、
- 残っている歯の本数が多い人ほど、元気に自立して過ごせる期間が長い
- 特に、20本以上歯が残っている人は、ほとんどの食べ物を噛めるため生活の質が高い
と報告されています。
「たくさん歯が残っている=よく噛んで食べられる」
これは単に「食事が楽しい」というだけではなく、
- 筋力を保つ
- 認知症の予防につながる
- 転倒や寝たきりのリスクを減らす
など、全身の健康を支える土台になっているのです。
3. 歯が減ると、なぜ健康寿命が縮まりやすいの?
① 栄養バランスが崩れやすくなる
歯が少なくなると、どうしても
- かたいもの、噛みごたえのあるものを避ける
- やわらかい主食中心の食事になりがち
- 白いモノ(白米やパン・うどんなど)ばかり
になります。
すると、タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足しやすくなり、筋力低下や免疫力低下につながってしまいます。
筋力が落ちると、ふらつきや転びやすさにつながり、その先に「要介護」が見えてきます。
② 噛む力の低下 → 筋力・バランスの低下
噛むことは、顎だけでなく、全身のバランスや姿勢の安定にも関係しています。
噛む力が弱くなると、
- 姿勢が前かがみになりやすい
- ふらつきやすく、転倒リスクが高くなる
といった影響も指摘されています。
転倒 → 骨折 → 入院 → そのまま寝たきり…という流れは、決して珍しくありません。
③ 認知症リスクの上昇
噛む刺激は、脳にとっても大切です。
しっかり噛むことで、脳の血流が増え、記憶をつかさどる「海馬」という部分が刺激されると考えられています。
歯が少なく、ほとんど噛まずに飲み込むような食習慣になってしまうと、
- 脳への刺激が減る
- 会話や食事の楽しみも減る
などから、認知症のリスクが高まると言われています。
④ 口の中のトラブルが全身の病気にも影響
歯を失う大きな原因であるむし歯・歯周病は、お口の問題だけではありません。
- 歯周病菌は、誤嚥性肺炎や心疾患、糖尿病の悪化と関係がある
- 歯ぐきからの慢性的な炎症が、全身の負担になる
といった報告も多くあります。
つまり、「歯を失う過程」で起きていること自体が、全身の健康寿命を削ってしまう要因になりうるのです。
4. 当院の考える「健口美」と健康寿命
当院では、「健口美(けんこうび)」という考え方を大切にしています。
“健康な口(健口)が、その人らしい美しさ(美)につながる”
という意味が込められています。
- 見た目の白さだけを追いかけるのではなく「しっかり噛める」「痛みなく食べられる」「将来も自分の歯で楽しめる」状態を守ること
こそが、本当の意味での「美しさ」につながると考えています。
そして、今ある歯を1本でも多く、1日でも長く残すことが、
そのまま健康寿命を伸ばすことにつながると考え、日々の診療とメンテナンスに取り組んでいます。
5. 当院のメンテナンスで「歯の本数」と「健康寿命」を守る
① 1〜3ヶ月ごとの定期メンテナンス
当院では、患者さんそれぞれのお口の状態やリスクに応じて、1〜3ヶ月間隔のメンテナンスをおすすめしています。
メンテナンスでは、
- 歯石・バイオフィルム(細菌のかたまり)の徹底除去
- 歯ぐきや歯周ポケットのチェック
- 噛み合わせの確認
- 詰め物・被せ物の小さな不具合の早期発見
などを行い、「歯を失う原因」をできるだけ早い段階で取り除いていきます。
「痛くなってから治す」のではなく、
**「痛くならないように、歯を失わないように守る」**のが当院のメンテナンスの基本方針です。
② セルフケアの質を一緒に高める
歯を守るには、毎日のご自宅でのケアも欠かせません。
当院では、
- 歯ブラシの当て方や力加減
- フロス・歯間ブラシの選び方
- お口の状態に合った歯みがき粉や洗口剤の提案
などを、一人ひとりの生活スタイルやリスクに合わせてお伝えしています。
「とりあえず毎日磨いている」から、
「自分の歯を守る磨き方ができている」状態へ。
それをサポートするのも、当院の役割だと考えています。
③ 削る・抜く治療を最小限に
どうしても治療が必要な場合でも、
- 歯をできるだけ削りすぎない
- 神経をなるべく残す
- 抜歯は最後の選択肢とする
ことを意識し、**「今ある歯を守る治療」**を心がけています。
1本失うごとに、噛み合わせや隣の歯への負担が変わり、ドミノ倒しのように歯を失っていくことも少なくありません。
だからこそ、その一歩手前で踏みとどまれるよう、丁寧な治療とメンテナンスを行っています。
④ 高齢期や要介護期も見据えた口腔管理
「今、痛みがないから大丈夫」ではなく、
将来、通院が難しくなる時期まで見据えて歯を守ることも大切です。
- 若いうちからの歯周病・むし歯コントロール
- 将来、もし入れ歯が必要になったときも、しっかり噛めるお口の土台づくり
- 誤嚥性肺炎や栄養低下を防ぐための口腔環境づくり
こうした取り組みはすべて、
「最後まで自分らしく食べて、話して、笑って過ごせる時間=健康寿命」を延ばすための準備だと考えています。
6. まとめ 〜メンテナンスは未来の自分への「健康貯金」〜
- 歯の本数は、見た目だけでなく
「歩く・食べる・話す・考える」ための力と深く関わっています。 - 今の1本1本を大切に守ることは、
将来の自分の**健康寿命を伸ばすための「健康貯金」**です。 - 当院のメンテナンスは、
**「痛くなったから行く歯医者」ではなく、
「10年後・20年後も、おいしく食べて笑って過ごすための定期点検」**という位置づけで行っています。
「この先も、自分の歯でおいしく食べていたい」
「寝たきりや介護の期間をなるべく短くしたい」
そんなお気持ちのある方は、ぜひ一度、健康寿命のことも見据えたメンテナンスについてご相談ください。
私たちは、「健口美」を通して、みなさまの人生の質を支えるお手伝いをしていきたいと考えています^_^
いつでもお気軽にお問い合わせください。
お約束します。
当院は皆さまの健口を大切にしております。
確実な診査診断を行い、適切な治療から悪くならないようにする予防までトータルでサポートいたします。
「見た目の美しさ」と「しっかり噛める機能性」、その両方を大切にした治療を心がけています。
📍 ハローデンタルクリニック🦷
📞 06-6251-7722
🌐 公式サイト:[https://hello-dent.net/]






