こんにちは^_^
ハローデンタルクリニックです。
大人の歯(永久歯)になると、その後生え替わらず一生使い続ける必要があります。
その歯に穴があいてしまういわゆるむし歯の状態になれば、必ず削って詰めて或いは神経の治療をして被せての治療となってしまいます。
むし歯になってしまったら元に戻らないの?
削って詰めたり被せたりする以外方法はないの?
その様な疑問や対策や治療方法についてご説明します。
結論:「穴があいたむし歯」は元には戻りません。でも「なりかけ」は戻せることがあります。
歯に**まだ穴があく前の、ごく初期の虫歯(白く濁った・表面はツルツル)なら
👉 毎日のセルフケアやフッ素、生活習慣の見直しで再石灰化(さいせっかいか)し、進行を止められることがあります。しかし、エナメル質に穴があいてしまった虫歯や、象牙質まで進行した虫歯は、自然には元の健康な歯には戻りません。一度溶けて失われた歯の硬い部分を、体の力だけで「元通り」に再生することは、現在の医療では難しいのです。
だからハローデンタルクリニックでは、
**「削る前の段階で止める」**ことと、
**「削る範囲を最小限にする」**ことを、とても大切にしています。
なぜ虫歯は「元通り」にならないのでしょうか?🤔
歯の表面は「エナメル質」という、人体で最も硬いガラスのような層で守られています。
その内側には「象牙質(ぞうげしつ)」、さらに奥には神経の入った「歯髄(しずい)」があります。
🦠むし歯は🦠
1. むし歯菌が出す酸でエナメル質を溶かし弱くする
2. 穴が空いた場所に、力がかかって虫歯が深くなる
3. 進むと象牙質まで虫歯が広がる
4. さらに進むと神経まで炎症が広がり、強い痛みが出る
という流れで進行していきます。
下に記すのは、一般の方にも患者さんにも理解して貰いやすい指標をお見せします。
初期虫歯(C0〜ごく浅いC1)
- 表面はツルツルしていて、見た目が「白く濁っている」「うっすら茶色」くらいの段階
- この段階なら、唾液の力やフッ素、正しい歯みがきによって
「溶けたミネラル(カルシウムやリン)」が歯の表面に戻り、
進行を食い止めたり、初期の脱灰が修復されたりすることがあります。
穴があいた虫歯(C1〜C2以降)
- 触ると「ひっかかる」「ザラザラする」「黒い穴が見える」状態
- ここまで進むと、溶けて失われた部分は再石灰化だけでは埋まりませんので、治療をする目安となります。
- 放置すると、虫歯はゆっくりでも確実に奥へ奥へと進行していきます。
そのため、
「ちょっと穴があいてるけど、いつか自然にふさがるだろう」
ということは、残念ながらありません。😭
🦷一度削った歯はどうなるの?🦷
虫歯で溶けた部分をそのままにしておくと、どんどん広がってしまうため、
感染して柔らかくなった部分を取り除き、代わりに詰め物・被せ物で補う治療を行います。
- 元の歯と全く同じ状態に戻るわけではありません。変わりの人工物で現状回復を行なっているのです。
- ただし、しっかり治療することで、
・痛みがなく噛める
・見た目も自然に近づける
・これ以上虫歯が広がらないようにすることができます。
当院では、むし歯になってしまったとしても
- 「できるだけ削る量を最小限に」
- 「虫歯の感染部分だけを的確に取り除く」
- 「歯を守る方向で治療方針を考える」
ということを大切にしています。
「治す」より「悪くしない」「作らない」虫歯ケア
当院の理念は、
- 健口美(けんこうび):健康な「お口」と「美しさ」の両立
- 寄り添い・歩み寄り:患者さん一人ひとりのペースや背景に合わせた提案
- 笑顔が絶えない健口状態:痛みや不安が少ない、心地よいお口の状態を一緒に守る
という考え方です。
そのため、虫歯に対しても、
①「削る前」の段階で見つける
- 定期検診で初期虫歯の段階からチェックします
- レントゲンや拡大鏡なども用いて、肉眼では見えにくい虫歯も早期発見を目指します
- 「今すぐ削る必要がある虫歯」か
「経過を見ながら、生活習慣とケアの改善で進行を止めたい虫歯」かをレントゲンや診察で見極めます
② 「本当に必要な治療だけ」を行う
- すぐに削るのではなく、状態を説明し、患者さんと相談しながら治療方針を決めます
- 削る場合も、最小限の範囲にとどめることを心がけています
- 歯の神経をできるだけ残す治療も大切にしています
③ 「なりにくい口の環境」を一緒に作る
虫歯は「エナメル質」「唾液の質(炎症のコントロール)」「歯並び」「力のコントロール」のバランスで決まります。
当院では、
- 歯みがき指導(磨き残しのチェック・当て方・動かし方)
- フッ素塗布
- 食習慣のアドバイス(ダラダラ食べ・甘い飲み物の取り方など)
- 1〜3ヶ月ごとのメンテナンスのご提案
などを通して、
**「虫歯になってから治療する」のではなく、「虫歯になりにくいお口づくり」**を一緒に行っています。
メンテナンス後に、未来のお口に関する情報をお話し理解を深め知識を得て頂くように努めております。
「虫歯になったら終わり」ではなく、「今から守る」が大切
「虫歯になったらもうダメなんでしょ?」
「どうせ削られるなら、痛くなるまで放っておこうかな…」
そう考えてしまう方も少なくありません。
でも実際には、
- 早く見つければ見つけるほど、削る量は少なくて済みます。
- 初期の段階なら、経過観察と生活習慣の改善で「削らずに済む」こともあります。
- たとえ削ったとしても、その後のメンテナンス次第で、それ以上悪くさせず、長く快適に保つことができます。
虫歯は「なってしまったら終わり」ではなく、
「今からどう守るか」で、将来の歯の本数や、食事の楽しさが大きく変わる病気です。
さいごに:当院からのメッセージ
- 虫歯で穴があいてしまった部分は、残念ながら元の歯そのものには戻りません。だからこそ、1「小さいうちに見つけること」2「初期のうちに進行を止めること」3「これ以上悪くさせないこと」がとても大切です。
当院は、
**「痛くなってから仕方なく行く歯医者」ではなく、
「一生、自分の歯でおいしく食べるために通う場所」**でありたいと考えています。
虫歯が気になる方、
「これって削るレベルかな?」と心配な方、
久しぶりで受診のタイミングを迷っている方も、どうぞお気軽にご相談ください。
お約束します。
当院は皆さまの健口を大切にしております。
確実な診査診断を行い、適切な治療から悪くならないようにする予防までトータルでサポートいたします。
「見た目の美しさ」と「しっかり噛める機能性」、その両方を大切にした治療を心がけています。
📍 ハローデンタルクリニック🦷
📞 06-6251-7722
🌐 公式サイト:[https://hello-dent.net/]






