力のコントロールについて - DENTAL CLINIC ハローデンタルクリニック

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力のコントロールについて

2025.09.16

ハローデンタルクリニックです^_^

当院で大切にしている歯の4つの話を書いています。

力のコントロールとは?

食事をする際に固いものを咬む時と柔らかいものを咬む時とでは、力の入り方が異なることは想像できるかと思いますが、実は意識して咬む時と無意識の間に咬む時とがあるのをご存知ですか?

今回はこの咬む力と健口について、わかりやすくお伝えします。

咬む力をコントロールするのはとても大切なことです。
歯はそれぞれ大きさや役割が異なります。
前歯は切ることが主な目的なので先が細く鋭い形ですが、奥歯は砕くことが目的なので四方形状で溝もあります。
起きてる間にコントロールすることは難しくないのですが、寝てる間にコントロールするのは難しいですよね。

では、どうすればよいのか?

なぜコントロールしないといけないのか?

それに対する対応策は?

それらを踏まえてお話していきます。

咬合力(咬む力)のコントロールをどうするのか?

  • 均等な力配分をする:特定の歯だけに強い力がかかると、歯周病の進行や歯根破折のリスクが上がります。
  • 調整方法として:咬合調整(噛み合わせ調整)、マウスピースの使用、矯正治療などを行い均等に力が分散するようにします。また夜の歯磨きの後にマウスピースを装着してもらうことで、物理的に歯や顎関節に直接ダメージを受けない様にします。

歯磨き圧のコントロールも大切です

  • 磨く力が強すぎると歯肉退縮や楔状欠損(歯と歯茎の間がくびれて削れてる状態)の原因となります。
  • 磨く力が弱すぎるとプラークが残って虫歯や歯周病のリスク増加してしまいます。

一番大切なのは、歯ぎしり・食いしばりのコントロール

  • 影響:歯の摩耗、咬耗、亀裂、顎関節症を引き起こします
  • 対応策:就寝時マウスピース(ナイトガード)、リラクゼーション指導、咬筋マッサージなどです

力のコントロールを意識すると得られるメリット

  • 歯や歯周組織の寿命を延ばせる
  • 顎関節や筋肉の健康維持
  • 修復物・補綴物(詰め物や被せ物)の長持ち

力のコントロール不足によるデメリット

歯へのダメージがあることは容易に想像出来ますが、具体的にどんな影響が出るのかを書き出します。

1. 咬合力の集中による影響
  • 強い噛みしめや歯ぎしり → エナメル質や修復物に微細な亀裂
  • その隙間に細菌が侵入し、むし歯が広がりやすくなる
2. 歯肉退縮(歯茎が下がる)
  • 咬合性外傷 (歯と歯が強く当たると出る疾患) → 歯肉が下がり、歯根が露出
  • 露出することで。セメント質や象牙質はエナメル質より柔らかく、むし歯の進行が早くなる
3. 修復物や被せ物の破損
  • 過剰な力で接着部に隙間ができ、二次むし歯のリスクが増えてしまう
  • 過剰な咬む力により、歯が欠けたり割れたりするリスク

まとめ

  • むし歯の「直接原因」は細菌と糖質
  • 力のコントロール不足は「進行を助長する要因」。
    → 「力」と「細菌・糖質」の両面ケアが必要。

🦷ハローデンタルクリニックからのメッセージ🦷

お約束します。
当院は皆さまの健口を大切にしております。
確実な診査診断を行い。適切な治療から悪くならないようにする予防までトータルでサポートいたします。
「見た目の美しさ」と「しっかり噛める機能性」、その両方を大切にした治療を心がけています。

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🌐 公式サイト:https://hello-dent.net/

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