ハローデンタルクリニックです^_^
当院で大切にしている歯の4つのお話を書いていこうと思います。
「エナメル質(enamel)」
歯の最も外側を覆う硬い組織であり、お口の健口と機能を保つうえで非常に重要な役割を担っています。
その重要性をいくつかの観点からお話します。
🔹 1. 物理的な保護
- エナメル質は人体で最も硬い組織で、日常の咀嚼(食事)、咬合力(咬む力)、歯ぎしりや食いしばりなどから象牙質(エナメル質の中にある歯の組織)や歯髄(歯の神経)を守るバリアです。
- 酸性食品や温度変化にもある程度耐えるため、食事中の刺激から歯を守ります。
🔹 2. う蝕(虫歯)からの防御
- エナメル質は再生能力がないため、虫歯の初期段階での予防と対応が非常に重要です。一度虫歯によってエナメル質に穴があくと、二度と元には戻りません。
- 酸によってエナメル質が脱灰すると、その内側の象牙質が虫歯に侵され急速に進行します。
🔹 3. 審美性への貢献
- エナメル質の透明性と光の反射が、歯の自然な白さやツヤに寄与しています。
- 加齢や咬耗(咬む事ですり減る)摩耗(過度な歯磨き圧が主)によってエナメル質が薄くなると、象牙質の黄色味が透けて見え、見た目に影響が出ます。
- 元々持って生まれたエナメル質の硬さや色味によっても影響が出ます。
🔹 4. 口腔内の健康維持
- エナメル質が健全であることは、プラークや細菌の付着を防ぎやすく、全身の健康にもつながります。
- 逆にエナメル質が損なわれると、知覚過敏や歯の神経症状・歯周病のリスクも高まります。
では、どうすれば歯の健口に重要であるエナメル質を守れるのかですが、大切にする上で皆さんに知っておいて欲しいポイントがあります!
1. エナメル質は一度失われると元に戻らない
2. 正しい日々の口腔ケアと歯ブラシ・歯磨剤(歯磨き粉)を選択する事で、予防が可能
3. セルフケアをしっかりと行なった上でプロケア及び歯を強くするフッ素(無機フッ素)塗布、食生活の見直しがエナメル質を守るカギ
まとめ
エナメル質は、機能性・審美性・予防の観点すべてで重要な組織です。
ご自身の手で毎日行う歯磨きですが、朝・夜の1日2回行えば730回の予防に朝・昼・夜と1日3回行えば1095回の予防に繋がります。
そして、ご自身のセルフケアレベルの向上が歯を守るため、生涯自分の歯で食べ、話し、笑うための第一歩です。
お約束します。
当院では皆さまの健口を大切にしております。
お気軽にいつでもお問い合わせください。