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ジルコニアの詰め物が適している方

2025.11.04

ジルコニアとは?

ジルコニアとは?

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど、非常に高い強度と優れた耐久性を持つ素材です。セラミックの一種ではありますが、「二酸化ジルコニウム」を主成分としており、一般的なセラミックとは区別されます。

金属アレルギーの心配がない安心素材

ジルコニアは金属を一切使用していないため、金属アレルギーのリスクがありません。また、生体親和性にも優れており、体にやさしく、安心して使える素材として注目されています。

耐久性は高いが、審美性はやや劣る

耐久性においてはオールセラミックよりも優れており、噛む力が強くかかる奥歯にも適しています。
一方で、透明感や色調の調整においてはオールセラミックにやや劣るため、見た目の自然さを重視する前歯には不向きとされることもあります。

幅広い治療に対応できる素材

ジルコニアはその高い強度と生体親和性から、被せ物や詰め物に加え、インプラント、ブリッジ、入れ歯など、さまざまな歯科治療に用いられています。
現在では、見た目の美しさを高めた「高透過ジルコニア」も登場しており、審美性と耐久性の両立も可能になってきています。

ジルコニアの特徴と他素材との比較

ジルコニアは、保険診療で使用される白い素材「CAD/CAM冠」と比べて、審美性・耐久性ともに優れた素材です。

また、金属を一切使用していないため、金属アレルギーのある方にも安心してお使いいただけます。

さらに、自由診療で使用される他の白い詰め物と比べても、以下のようなメリットがあります。

1. 奥歯にも使える高い強度

ジルコニアは非常に割れにくく、強い力が加わる奥歯にも安心して使用できます。
従来のセラミック素材は、見た目は美しいものの、歯ぎしりや食いしばりのある方の場合、奥歯では破損のリスクがありました。

ジルコニアはその強度の高さから、こうしたリスクを大幅に軽減できるため、「セラミックを入れたいけれど割れが心配」という方にも適した素材です。

2. 耐久性が高く、長持ちしやすい

口の中は、温度変化・湿度・酸性度などが絶えず変動する、非常に過酷な環境です。
自由診療の中にはプラスチック系の白い詰め物もありますが、これらは経年で変色したり劣化しやすく、数年で交換が必要になることもあります。

ジルコニアはこうした影響を受けにくく、温度や酸・アルカリにも強いため、長期間使用しても変色や溶解のリスクがほとんどありません。

3. 衝撃に強く、割れにくい

ジルコニアは非常に硬く、万が一転倒して顔に強い衝撃を受けたとしても、破損する可能性は極めて低いとされています。

ただし、ジルコニアが割れなくても、天然の歯にダメージが及ぶ可能性はあるため、強い衝撃を受けた際は歯科医院で診察を受けるようにしましょう。

4. 仮止めで様子を見ることも可能

一般的なセラミック素材は、装着時に一度接着するとやり直しができない「本接着」が基本です。
一方、ジルコニアは強度が高いため、仮止めで一定期間経過を観察し、その後に本接着を行うことが可能です。

この特徴により、装着後に違和感が出ないか確認しながら治療を進められる点も、患者さんにとって大きな安心材料となります。

ジルコニアの詰め物が適している方について

ジルコニアは汎用性がある優れた素材であるため、以下のようなケースに当てはまる方に選ばれています。

奥歯の治療を行う場合

最も負担がかかる奥歯の治療を行う場合、負荷がかかっても割れにくい素材を選ぶ必要があります。ジルコニアは強度が高いので、安心して使用できる可能性が高いです。

歯ぎしりや食いしばりがある

歯ぎしりや食いしばりによって、天然歯やセラミックが割れることがあります。虫歯になってもろくなっている天然歯を守るためにも、歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ジルコニアの詰め物を選ぶことが多いです。

奥歯以外でも、割れるリスクを軽減したい場合

耐久性が重視される奥歯の治療で選ばれやすいジルコニアですが、他の歯でも割れるリスクはあります。リスクを軽減したい場合、ジルコニアを選ぶケースもあるでしょう。

金属アレルギーの方

ジルコニアは金属不使用であるため、金属アレルギーの方でも使用可能です。生体親和性も高いので、身体に優しい素材を入れたい方にも選ばれることが多いです。

保険診療の素材よりも天然歯に近い仕上がりを求めている方

保険診療の素材では、セラミックほど天然歯に近い仕上がりにはなりません。より自然な仕上がりを求めている方に、ジルコニアが選ばれています。

変色しない詰め物を希望する場合

ジルコニアは変色しにくい素材で、長い間、美しい見た目を維持できます。金属不使用であるため、金属が溶け出して歯茎が黒くなることもありません。

虫歯を防ぎたい方

銀歯は、金属面に細菌が付着しやすいです。歯と詰め物の間から接着剤が溶け出して劣化することもあるため、虫歯が再発しやすいのです。

しかし、ジルコニアは表面に汚れや歯垢などがつきにくく、歯と詰め物がしっかりと接着されます。保険治療で使用するものよりも高品質な接着剤を使用することも可能なので、虫歯が再発しにくいです。

また、汚れや歯垢が付着しにくいことから歯周病の予防にもつながります。

治療を繰り返したくない方

保険診療の詰め物は、自由診療の詰め物と比較して費用が安いことは大きなメリットといえます。

しかし、一般的にはその寿命は4〜5年とされています。虫歯が再発しない場合でも、数年後に再び治療を行う必要があります。

新しい詰め物を入れるには通院が必要で費用もかかるため、患者さんにとって負担になるでしょう。

自由診療のジルコニアの詰め物の場合、10年以上もつことも少なくありません。治療を繰り返したくないという理由で、ジルコニアなどの自費診療を選ばれる方もいます。

 

ジルコニアの詰め物が適している方

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