当院の訪問歯科では、患者様の健康維持のため歯科衛生士による、定期的な口腔ケアを日々行っております。
口腔ケアを行い、口の中を清潔に保つことで様々な良い効果が得られることが証明されています。
その中の一つに「味覚を正常に保つ」効果があります。
「味覚」とは食べ物を口の中に入れたときに感じる感覚の事で、5つの基本味があります。
塩味「しょっぱい」、甘味「甘い」、酸味「すっぱい」、苦味「苦い」、うま味「うまい」。
味を感じる仕組みは、食べ物や飲み物に含まれる「化学物質(味物質)」が舌の上に多く存在する「味蕾(味細胞)」という細胞に届くとその情報が脳に届いて「味」が認識されます。
もし舌の上に汚れが多く付着して、味蕾に蓋をしてしまったら・・・味を感じにくくなり、「味が薄い」「美味しくない」「食べた気がしない」と食事が楽しめなくなる方もおられます。
私たちが訪問歯科で担当させていただく患者様の多くはご高齢の方です。ご高齢の方が健康で楽しく生活するためには、「美味しく食べる」ことがとても重要です。
日頃から習慣的な口腔ケアを行い、舌の汚れを取り除いて清潔に保つことで、食べ物本来の味を感じやすくなり、食事を楽しむことにつながります。
また、口腔ケアをすることで口の中が刺激され、唾液が出やすくなります。唾液で口の中が潤うと、味物質が味蕾にしっかり行きわたり、より強く味を感じる効果が得られます。
口腔ケアはむし歯や歯周病の予防だけではなく、美味しく食事を楽しむためにもとても重要です。
お若い方でも、毎日の口腔ケアにぜひ舌の清掃を取り入れてみてください。
当院はお約束します。
皆様の健口を大切にしております。
お口のことで気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせ・お声かけください。

