当院訪問部では、定期的に院内で勉強会を行っております。
先日は、日頃行っている口腔ケアへの理解を深めるため、口腔カンジダ症をテーマに勉強会を行いました。
口腔カンジダ症とは
お口の中には多くの微生物が生息しており、その数は約700種類以上と言われています。
口腔カンジダ症はその中にいる真菌(カビ)の一種、カンジダ菌によっておこる口腔感染症のひとつです。
原因は様々ですが、体調不良による免疫力の低下や飲んでいるお薬や注射薬の副作用によって口腔カンジダ症を発症することが多く見受けられます。
お口の中で見られる要因としては、
・唾液の減少によるお口の中の乾燥
・歯磨きの不足
・入れ歯の洗浄不足
等があげられます。
我々も訪問歯科診療の際に、口腔カンジダ症を診ることは少なくありません。
原因追及と対策としましては、
・全身状態の把握
・栄養摂取の状態
・お口を清潔な状態に保つ
・歯磨きの正しい知識と技術を提供する
・必要に応じて真菌薬の投与や医科しとの連携を図り投薬内容の変更を依頼する
等
微生物のバランスが崩れることにより起こる病態ですので、口腔内の機能維持や向上を目指して日々診療に励んでおります。
当院はお約束します。
皆様の健口を大切にしております。
お口のことで気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせ・お声かけください。